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空気がご神体の山形・朝日町の神社で祭り 参拝者へ空気の配布も

地下にある空気神社 本殿の地上部分に設置された5メートル四方の鏡板

地下にある空気神社 本殿の地上部分に設置された5メートル四方の鏡板

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「空気まつり」が6月1日・2日、空気をご神体とする空気神社(西村山郡朝日町白倉)で行われた。

鏡になっている神社の表面で舞う地元小学生巫女

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 空気神社は、1973(昭和48)年に町民が「空気とそれを生み出す自然に感謝しよう」と提案したことをきっかけに、1987(昭和62)年から設立の準備を始め1990(平成2)年に完成した。ブナの林の中に、5メートル四方のステンレス製の鏡板を設置し、周囲の木々や空を映し出すことで、空気を表現している。

 空気まつりは、毎年、世界環境デーに合わせ制定されている「朝日町空気の日」の6月5日と、直近の土曜・日曜に開催。鏡板地下にある本殿の御開帳のほか、鏡板を舞台に披露される朝日町和合地区の小学生による「みこの舞」の奉納、町内の浮島雅楽保存会による演奏、特産品の販売会などが行われた。

 今年は初の試みとして、気泡緩衝材「プチプチ」などを製造販売する川上産業の協力の下、空気神社の空気の持ち帰りを実施。気泡緩衝材の製造機械を現地に持ち込み、その場で空気を詰めて参拝者に無料で配布した。

 川上産業の小森智さんは「今回準備した、空気まつりオリジナルデザインの緩衝材は、予想以上の反響で来年度配布分もなくなりそうな勢い。たくさんの方から喜んでいただけてうれしい」と話す。

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