ミュージシャンの龍玄としさんとシェフの三國清三さんが10月31日、保育所ちびっこランドみはらし園(山形市みはらしの丘4)を訪れ、歌やスイーツ作りを通して園児らと交流した。
「人口減少などの問題を抱える山形を音楽の力で盛り上げたい」と同園が企画。思いに賛同した龍玄さんが、親交の深いフランス料理シェフの三國さんに働き掛け、2人の訪問が実現した。
イベントには3~5歳の33人が参加。初めに、龍玄さんと園児らが「崖の上のポニョ」や「チキンライス」、園児らのリクエストで「勇気100%」などを合唱した。ハロウィーンにちなんで仮装した園児らによる、龍玄さん作詞作曲の「乙女WARRIORS」の音楽に合わせたダンスも披露され、交流を深めた。
午後からは三國さんの指導の下、スイーツ作りが行われた。事前に用意されたガトーショコラに園児らが生クリームやチョコレートソース、みはらしの丘で栽培されたシャインマスカットをデコレーションした。龍玄さんも、園児らと一緒にクリームを絞ったり、デコレーションの仕方をアドバイスしたりするなどしてスイーツ作りを手伝った。
イベントの最後には、龍玄さんから園児らへのお礼として自身が作詞作曲した「マスカレイド」を披露。迫力のある歌声に園児らは聴き入っていた。
龍玄さんは「とても楽しい時間を過ごせた。なかなかできる経験ではないので機会を頂けてうれしい。子どもたちの笑顔を見ていて、逆にこちらが元気づけられたし、この笑顔を大切にしていかないといけないと感じた。音楽で教育に携わることにも興味があるし、音楽を通してみんなを元気にできる活動を今後もしたい」と話した。