JR山形駅前で6月25日、星空観望会が行われた。主催はNPO法人「小さな天文学者の会」。
同会は、毎週土曜に山形大学理学部屋上にある天体観測施設を一般に開放し、気軽に宇宙を楽しめる場、宇宙に関する教育・研修の場として提供する事業を行っている。
より多くの人に手軽に天体観測をしてもらうために「ゲリラ観望会」と銘打って5月、初めてJR山形駅前の歩道橋の上で観望会を行った。2回目となる今回は雲が多く、はっきりとした月や木星を観察することはできなかったが、学校帰りの高校生や帰宅途中の会社員、観光で山形に訪れた人などが天体望遠鏡で星空を楽しんだ。
同会星空案内人の佐藤一幸さんによると、これからの季節は木星・土星・火星が特に見ごろで、7月下旬には火星の大接近があり、7月31日に最も地球に近づくという。
佐藤さんは「星空に興味があってもなかなか体験する機会が少ないと思うので、こうやって予告もなく開催することで、いろいろな方に星空の楽しさに触れてもらうことができる。今後も続けていきたい」と話す。
今後も1カ月に1回ほど行う予定。問い合わせは同NPO(TEL 023-628-4552)まで。