フォーラム山形(山形市香澄町2)で4月7日から、ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」上映会が行われる。
自然エネルギーを活用し、地域再生に取り組む人々を追った同映画。監督は「よみがえりのレシピ」で、伝統野菜の種をめぐる物語を描いた渡辺智史さん。
原発事故後、太陽光による電力会社を立ち上げた福島県の酒蔵の当主。放射能汚染によって居住制限区域で電力会社を立ち上げた畜産農家。岐阜県の山奥で集落存続のために100世帯全戸が出資した小水力発電事業。首都圏の消費者と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県にかほ市の風車。岡山県西粟倉村の森林資源を生かしたビジネスを立ち上げた人々など、エネルギー自治を目指す地域住民の姿を追い、経済成長社会の中で見失われた「豊かさ」とは何かを問う。
渡辺監督は「山形は固有の食文化や歴史を現代に継承している。自然エネルギーにも恵まれた場所。ぜひ山形でもおだやかな革命を起こしていけたら」と話す。
公開初日の4月7日は、渡辺監督とゲストを招いたトークイベントのほか、「暮らしの選択」をテーマにしたマルシェイベントを展開する。
上映時間は、4月7日~12日=10時と14時20分の2回、4月13日以降は時間が変更になる。4月20日まで。