山形市のとんがりビル(山形市七日町2)1階のギャラリー「KUGURU」で8月2日から、山形エクセレントデザイン展2016「山の向こうのデザイン物語」が開催されている。
「作り手」にもスポットを当てた山形エクセレントデザイン展2016
県内で企画、開発、生産されている優れたデザイン製品を選定し顕彰する「山形エクセレントデザイン」の2015年度の選定品を紹介する同展。県内のデザイン事務所やものづくり企業などが手掛けた15の製品が並んだ。
展示では受賞製品のほかに作り手にもスポットを当て、一社一社を取材した内容をパネル展示と映像で紹介。各社の「デザイン物語」を紹介している。
会期中は週末に子ども向けワークショップを開くほか、選定品の一部を販売する期間限定ショップ、「山形エクセレントデザイン」事業を軸にし開催しているさまざまな取り組みの紹介などの関連企画も用意。
事務局で県工業技術センター職員の大場智博さんは「エクセレントデザインは単に優れた製品を顕彰するためだけのものではなく、選定を通し『山形らしさ』のようなものが見えてくるものだと思う」と話す。
来場者にも「山形らしさ」を考えてもらおうと、会場の一角には「山形らしさ」や「山形の好きなところ」などを問いかけるコーナーを設置。緑色の小さな紙に、それぞれが思う答えを記入してもらい、設置されたクリップに挟んでいくと徐々に緑色の山の形が現れるという企画を実施している。
開催時間は11時~20時。月曜休館。入館無料。今月21日まで。