山形市中心部で7月23日、「南十日町商店街まつり」が開催された。
昨年まで町内の駐車場貸し切り会場にしていた同祭。4回目を迎える今年は、その駐車場を来場者用に無料開放し、同商店街のある国道112号線沿いを「あきないロード」と名付けて新しい祭りを企画した。
当日は、同商店街で営業している店舗のほか、あきないロード一帯に飲食や雑貨など35の店舗が一日限りのフリーマーケットを開いた。老舗しょうゆ店「丸十大屋」のみたらし練乳かき氷の振る舞いや、子ども向けの流しそうめん大会、人力車などのアトラクションも用意し、通りは多くの来場者でにぎわった。
夕方からは「大衆食堂ワンカップ」を会場に、ビアガーデンを開催。ベリーダンスやフラダンスのショーが行われ、会場の雰囲気をさらに盛り上げた。
同祭実行委員長の佐藤松兵衛さんは「今年から形を変え不安もあったが、天気も良く大勢の方に足を運んでもらえた。出展者からも来年も参加したいとの声が聞けたことが良かった」と振り返る。
山形市内から参加した20代女性は「この辺りは普段からよく通るが、いつもと違った雰囲気でとても楽しめた。商店街の元気さが伝わってきた」と話していた。