山形市在住のBMXライダー伊藤敬大さんが今年1月、山形民初のプロライダーとしてデビューした。
1990年山形市に生まれた伊藤さん。BMXとの出会いは17歳のころで、初めは趣味程度に始めたという。その後「全日本選手権」の映像に衝撃を受け、この道で生きていくことを決めたという。
伊藤さんが乗るのは平らな場所でさまざまな技を競う「フラットランド」と呼ばれる競技で、その魅力について伊藤さんは「とにかく派手で、スポーツの中で1番格好(かっこ)いいと思っている。本当に難しいスポーツで、努力している人とそうでない人の差が目に見えて出やすいスポーツ。だからこそやりがいがあり、努力することを楽しめる」と話す。
今年1月に行われた全日本選手権のエキスパートクラスでは、初の優勝を果たし、日本人上位20位入りした伊藤さん。山形県民初となるプロのBMXライダーとしてデビューを果たした。現在も市内で会社員として働きながら、仕事後や休日を使っての練習を欠かさない。
9月には再び全日本選手権が開催される予定で、伊藤さんは「今度はプロクラスでの優勝を目指す」と意気込む。