山形市三日町の義井住建モデルハウス(山形市三日町)で10月22日、「銘木5th」が始まった。
東北芸術工科大学の卒業生や県内で活動する作家ら10人が、木工、彫刻、金工、絵画、ひょうたんランプなどの作品を展示販売する同展。展示名にちなみ、各作家が「木」を使った作品の制作にも取り組んでいる。
主催は市内の銘木店「アトリエ欅(けやき)」の町田至さん。「『銘木』は日本文化の神髄であり、象徴的な存在と感じている」と話し、県内で工芸やファインアートの分野で活動する作家と共に、不定期で同展を開いている。住宅展示場を会場にした展示は今回が初めてで、よりアートを日常に感じてほしいという思いがあったという。
会場内では、実用的なアクセサリーや照明などの作品から、木彫や絵画などのアート作品まで全て購入できる。町田さんは「アーティストとしては作品を手放すのが惜しいと感じることもあるが、値段を付けて購入してもらうことでお客さまとの接点が生まれ、アートを身近に触れてもらえるきっかけになる。今回の展示では、生活空間の中に美術をどう取り入れていくかを提案していきたい」と話す。
24日、25日には「広葉樹でつくる菓子楊枝(ようじ)」のワークショップを開く。講師は出展者で木工作家の遠藤翔さん。各日11時、13時、15時からの全6回で、要予約。参加料は1,000円。
開催時間は10時~17時。今月28日まで。