鎌田工務店天童市芳賀モデルハウス内で10月10日から、国内家具レーベル「E&Y」の展示会が行われている。
1985(昭和60)年に福岡県で産声を上げた同レーベルは今年で30周年を迎える。社内にはデザイナーを置かず、エディターが国内外から発掘したデザイナーと商品開発を行う形態を取っている。現在は都内に本社を移し、国内外40人以上のデザイナーと、約50種類の製品を手掛ける。
製品の一部はMoMA(ニューヨーク近代美術館)やロンドンデザインミュージアム、パリ装飾芸術美術館、スウェーデン国立美術館などにも収蔵されているという。
今回の展示会は、同工務店の運営するインテリアセレクトショップ「鎌田壱品堂」が、山形で初めての「E&Y」取扱店となるのに伴い開催された。同店での常設展示は「モビール」などのインテリア小物が中心となるため、椅子やテーブルなどの家具に実際に触れられるのは今回の展示会期間中のみだという。展示製品はテーブル、椅子、ソファ、シェルフなど約20点で、会期中は注文も受け付ける。
「E&Y」広報担当の玉田早紀さんは「エディターは、有名無名関係なくこの時代に闘っているデザイナーの才能を見出し、『面白い』と思った国内外のデザイナーに声を掛けている。家具の製造はほぼ日本の提携工場で行っており、海外のデザインと、日本の優れた技術力の化学反応が見どころ。気軽に購入できるものも幅広く持ってきたので、山形のみなさんにも足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
営業時間は10時~18時。同18日まで。