「山形国際交流プラザ(山形市平久保)」で7月17日、「アビリンピックやまがた2015」が開催される。主催は独立行政法人「高齢・障害・求職者支援機構」山形支部。
県内の障がい者が日頃培った技能を競い合う同大会は今回で13回目。2016年10月に山形県では初めての開催となる「第36回全国アビリンピック」のプレ大会として位置付け、過去最多の約150人の選手が出場する。今年は全国大会が開催されない関係で県大会までの日程だが、通常は県大会の優秀者は全国大会に出場できる。
競技種目は、パソコン操作や製品パッキングなどの17種目でこちらも過去最多。今までは5~10種目だったが、来年の全国大会に向けて種目を増やした。競技種目によってさまざまなポイントが評価される。喫茶サービス種目では、接客する際のサービスを提供する技術を競い、いかにほかの従業員と連携を取ってサービスを提供できるかがポイントとなる。ホームページ種目では、課題を基に提供された画像や文章素材を使ってホームページを作成。高齢者や障がい者が見やすいホームページを作成できるかどうかを評価する。
当日は「障がい者チャレンジフェスタ」も同時開催する。福祉施設などで生産した食品や日用品の展示・販売のほか、乗馬体験なども行う。大会事務局の浅田さんは「どんな障がいがあっても、健常者と同じように働けるという所を知ってほしい。これまでより規模も大きくなり、ハイレベルな大会になると思うので、多くの方に競技を見ていってほしい」と呼び掛ける。
開催時間は9時15分~15時20分。