「山形ビエンナーレ」開催迫る-重文・文翔館拠点に市内6カ所で

地元美術大学が主催する「山形ビエンナーレ」

地元美術大学が主催する「山形ビエンナーレ」

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 国の重要文化財「文翔館」(山形市旅篭町3)を拠点に、山形市内6会場で9月20日~10月19日の1カ月間、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」が開催される。主催は東北芸術工科大学(上桜田3)。

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 「ビエンナーレ」は、2年に1度開催される芸術祭で、日本各地でも街全体が会場となるアートイベントが盛んに行われるようになったが、大学が主催するこの規模の芸術祭は国内初。芸術監督に山形出身のアーティストで絵本作家の荒井良二さんを迎え、山形の街をアートと学びの場に変える。

 テーマは「山をひらく」。みちのく山形への旅の入り口を開(ひら)き、震災以後の未来を拓(ひら)く、という思いを込めたという。会期中、荒井さんや小説家のいしいしんじさん、写真家の梅佳代さんらをはじめとするさまざまなジャンルのアーティストが各会場で常設展示を行う。会場と時間は、文翔館9時~16時30分10月6日休館)、旧西村写真館9時30分~16時30分(月曜休館)、東北芸術工科大学9時~20時、やまがた芸術学舎9時~17時、山形まなび館9時~18時(月曜休館)。入場無料。

 文翔館議場ホールでは期間中の週末(連休)を中心に、7夜わたって音楽ライブやダンス、映像パフォーマンスが行われる。チケットは前売り3,000円。当日券は空席がある場合のみ会場で販売。その他、ワークショップやトークショー、トレッキングツアーなど、多彩なプログラムを繰り広げる。

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