6月5日～7日、朝日町の空気神社で「空気まつり」が開催された。

一般公開された地中3メートルの場所にある神殿

　世界で唯一「空気をまつる神社」として25年前に建立された同神社は、毎年世界環境デーに合わせて「空気まつり」を開催している。

　同祭開催中は年に1度の本殿の御開帳も行われ、地中3メートルほどの場所にある神殿の一般公開が行われた。参拝客は、朝日町観光協会員による説明の下、「二礼、四拍手、両手を天に広げて空気を吸う、一礼」といった独自の方法で参拝を行った。四拍手は四季への感謝を表すという。

　神殿上部に設置されたステンレス製の鏡の舞台の上では、和合地区の小学生による「みこの舞」の奉納が行われた。舞を踊るみこの姿と木々の緑が鏡に映し出され、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。

　7日には、空調総合メーカー「ダイキン工業」の社員と関係者18人が訪れ、商売繁盛の祈とうを受けた。同社社員の酒井茂孝さんは「自社商品のご祈とうをしてもらい9年目になる。商売繁盛、大ヒット祈願はもちろん、世界環境デーに対し、空調を扱う会社として1年に1度襟を正す気持ちになれる日でもある。この2つがあって9年間続いてきた訪問だと思う」と話す。　

　期間中はそのほか、朝日町の特産品販売会やチェーンソーアート、木登りツリーイングなど、さまざまな催しが行われ、多くの来場者を楽しませた。