山形市の七日町ほっとなる広場（山形市七日町2）で5月22日、「山形レコルトマルシェ」が開幕する。

若手生産者を中心に安心安全な農産物、加工品を提供する。

　山形の農産物の素晴らしさを、より多くの市民や観光客に楽しんでもらい、中心街ににぎわいを創出する新たなマーケットとして七日町商店街振興組合が企画した。フランス語で「レコルト」は「収穫」、「マルシェ」は「市場」という意味で、収穫したての新鮮な農産物などを消費者に安全に届けたいという思いがイベント名に込められている。毎週金曜に開催し、農産物を中心にジャムやジュース、缶詰などの加工品を取り扱うブースが並ぶ。クラフトなどのブースとも組み合わせ、新しい形態のマルシェを目指す。出店ブースは毎回10～15店舗。

　これまで同スペースで「金曜市」を開催してきたが、農産物の販売だけではなく、来街者がより長い時間楽しんでもらえる新しい形態のマルシェの必要性を感じてきたという同マルシェ事務局。そこで、若手生産者からのヒアリング、他地域の産直市やマルシェの視察などを重ねた。事務局長の下田孝志さんは「街中を盛り上げるためには、若い人に多く足を運んでもらいたい。ただの産直市としてだけではなく、ベビーカーでも快適に楽しめるようにしたり、子育て情報コーナーを設置したりするなど、子育て世代を応援できるマルシェを目指していきたい」と語る。「生産者の方々から意見を頂く中で、安全、安心な農産物や加工品を提供するために、生産者のこだわりを大切にしていきたい」とも。

　毎週金曜に開催。開催時間は11時30分～14時30分。5月29日、6月5日、8月7日、14日は休み。11月27日まで。