山形で「五月人形展」 江戸時代の人形やびょうぶ展示

江戸時代の紅花商人であった長谷川家に所蔵されている五月人形などを展示

江戸時代の紅花商人であった長谷川家に所蔵されている五月人形などを展示

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 山形市の「山形まるごと館 紅の蔵(山形市十日町2)」で現在、マルタニ長谷川家所蔵「五月人形展」が開催されている。

マルタニ長谷川家に伝わる五月人形

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 子どもの健やかな成長や家内安全、商売繁盛の願いを込め飾られる五月人形を、市民に広く見てもらおうと開催。江戸時代の紅花商人であった長谷川家に所蔵されている五月人形などを展示しており、家族連れや研究者まで幅広く来場している。

 五月人形は、江戸期の「楠木正成」人形や「源頼朝」人形、大正時代につくられた「牛若丸と弁慶」人形などの歴史背景を表現した人形から、「桃太郎」や「金太郎」など昔話の登場人物の人形まで幅広く展示されている。また、江戸期に描かれた「八島合戦図屏風」や和紙で作られたこいのぼりなども展示している。

 同館の菅野郁美さんは「これだけ保存状態のよいものが間近で見られる機会なので、迫力ある五月人形やびょうぶなどを幅広い世代の方に見ていただきたい。一つ一つに由来や、ストーリーがあるので、そこに注目しながら見るとより楽しめると思う」と話す。

 開催時間は10時~18時。入館無料。5月31日まで。

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