11月30日10時ごろ、山形市上空には濃い霧が発生し、街を覆う雲海が広がった。
山形市村木沢にある「ふれあい展望台」付近では、雲海に気付いた多くの人が車を止め、シャッターを切っていた。
標高約500メートルの場所に位置する同展望台からは普段、山形市街が一望でき、夜景の穴場スポットとしても知られている。この日は街をすっぽり覆うほどの霧が発生し、「まるで高山の山頂にいるようだ」と話す人もいた。
地元の人によると、早朝に薄い霧を見ることはあっても、この時間帯に雲海が見られる事は珍しい現象だという。
この日は夕方ごろまで薄い霧が残っていたが、ピークは9時30分から10時30分ごろだったと見られる。