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山形大生、F1レーサー目指しFIA-F4参戦 スポンサー探しも自分で

大滝拓也さん

大滝拓也さん

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山形大学工学部に通う大学生の大滝拓也さんが7月23日・24日、宮城県の「スポーツランドSUGO」(宮城県村田町)で行われる2016FIA-F4選手権の第7戦、8戦に出場する。

大滝拓也さんのマシン

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 大滝さんの出場するFIA-F4クラスは、F1を頂点とするフォーミュラーカーレースのエントリーカテゴリとして2014年、イタリアを皮切りに始まったもの。現在日本には、最高峰のF1ドライバーはおらず、その下のGP2に1人、F3に17人、そして大滝さんのエントリーしているFIA-F4には40人が参戦している。

 大滝さんがレースに興味を持ちレーシングカートに乗り始めたのは中学2年の時で、レースの世界ではかなり遅い。それでも大滝さんはSRS-F(鈴鹿サーキット・レーシング・フォーミュラ)というスクールを受講し、その中で上位の成績を収め、今シーズンのFIA-F4参戦にこぎ着けた。同スクールの校長である元F1ドライバーの中嶋悟さんは、「かつてこのスクールを卒業しF1まで上り詰めた佐藤琢磨選手以来の成長のスピードだ」と称賛する。

 レースの世界では才能だけでなく資金力も必要のため、営業活動も自分で行っている。今月、スポンサーとなった山形県にも、何度も断られながらも成約に結び付けたという。

 大滝さんは「カートで速い選手でも、上のクラスに進む時に資金面で諦める人が多い。でもそれは、そこまでの気持ちしかなかったということだと思う。確かに資金集めは大変だが、成績を出してF1に行きたい」と笑顔で語る。

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