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心臓移植「たまきちゃん」に支援の輪 東北芸工大OBが救う会発足

心臓移植「たまきちゃん」に支援の輪 東北芸工大OBが救う会発足

アメリカでの心臓移植手術を必要としている青山環ちゃん。

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 重病を抱えアメリカでの心臓移植を必要とする2歳児「たまきちゃん」への支援の輪が山形でも広がっている。

環ちゃんと姉の菫ちゃん

 北海道の札幌市で双子の妹として2013年に生まれた青山環(たまき)ちゃんは、姉の菫(すみれ)ちゃんが1歳を迎える前に心不全で亡くなったことをきっかけに、心臓の筋肉が薄く伸び、ポンプ機能が低下する「拡張型心筋症」であることが分かった。

 両親は心臓病の権威である大阪大学医学部附属病院で治療を受けさせるため、2014年9月に大阪へ移り住んだが、2015年8月にぜんそくが引き金となり、環ちゃんの心臓の機能はさらに低下、アメリカでの心臓移植が命をつなぐための唯一の道になってしまったという。

 移植には3億2,000万円という莫大(ばくだい)な費用が必要で、父親の青山竜馬さんは母校の東北芸術工科大学(山形市上桜田3)の仲間に助けを求めたという。両親の悲痛な叫びを受け、同大OBが中心となり、両親の幼なじみ、高校、社会人時代の仲間たちが2016年2月、「たまきちゃんを救う会」(TEL 022-353-5370)を結成した。

 生まれた日からずっと病院生活のたまきちゃんに「何でもない日をプレゼントしよう」を合言葉に、同大卒業生が多く集まる宮城県仙台市内に拠点を置き、山形県のほか竜馬さんの出身地の青森県、北海道、東京都、大阪府などで募金活動を展開している。

 県内では同大卒業生らが、ボランティアスタッフとしてイベントでの募金活動や募金箱設置の呼び掛けに尽力し、協力する施設や団体も増えているという。同大と同大の校友会も協力を表明しており、活動をサポートする動きも出ているほか、4月9日にはモンテディオ山形の試合会場での募金活動も決定している。

 両親は「菫が命がけで病気を教えてくれ、何度も小さな体で命の危機を乗り越え、生きたいと声を上げている環の命を諦めるわけにはいかない。どうか生きるチャンスを与えてください」とコメントする。

 環ちゃんは米シアトル小児病院での受け入れが決まっており、県内各所に設置されている募金箱のほか、指定口座への振り込み(口座番号はホームページで確認できる)、ホームページから直接クレジットカードで募金ができる。3月30日現在、約3,600万円の募金が集まっており、今年6月中の達成を目指す。 

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