山形市にある老舗豆菓子メーカー「でん六」(山形市清住町3)が、今年の節分の鬼の面デザインを発表した。
2016年のでん六節分キャラクター鬼は、「六鬼(ろくおに)」。
2月3日の節分は豆をまいて鬼を追い出し、幸せを招き入れる古くからの習わし。昔の暦では、今の節分の日が1年の終わりの大みそかに当たり、翌日の立春が1年の始まる日になる。節分の豆まきは、新年を迎えるための大切な行事といえる。
今年は「西暦2016年」、社名の「でん六」、主力商品の「でん六豆が発売60周年」、NHK大河ドラマ真田丸の主人公真田幸村の代名詞でもある「六文銭」と、何かと「6」という数字に縁のある年であることから「六鬼(ろくおに)」を採用。「でん六」の鬼の面は、1972年から故・赤塚不二夫(現在は、フジオ・プロ)がデザインを手掛けている。「でん六」のキャラクター「でんちゃん」もロックな雰囲気になり、六鬼を退治する。2月3日には、でん六のキャラクター「でんちゃん」が、市内の幼稚園で豆まきを行う予定。
出羽三山羽黒山伏祈願の「福豆」(108円)をはじめ、縁起物の「福ます」(162円)、いろいろな豆を小袋に入れて詰め合わせた「鬼はアそーと!」(226円)などさまざまな商品がそろっている。
企画開発部の阿部芳敬さんは「子どもからお年寄りまで、家族みんなで『豆まき』を笑顔で楽しんでいただきたい。2016年笑顔と元気を込めた『でん六』の豆で、家族みんなが健やかな1年を過ごせますように」と語る。