山形市の馬見ヶ崎河川敷で9月20日、「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催された。
直径6メートルの大鍋に里芋3トン、牛肉1.2トン、ねぎ3500本、こんにゃく3500枚、しょうゆ700リットル、山形の地酒50升、砂糖200キロ、水6トンを使用し約3万食分の芋煮をつくる同イベント。
空は快晴、日中の最高気温が25度と、芋煮会をするには少し暑いくらいの陽気となったが、芋煮の配食所には多くの来場者が長蛇の列をつくっていた。3メートルの鍋で作る「新味塩芋煮」は12時前には完売してしまうほどの盛況ぶり。
会場ではタープやレジャーシートを用意し、万全の体制で芋煮会に臨む家族連れの姿や、マイどんぶりや家庭用鍋、お盆、おにぎりなどを持って来場し、日本一の芋煮会を満喫する人の姿も目立った。
今年で2回目の来場と話す、山形市在住の40代の女性は「大きな鍋で作った芋煮は特別美味しく感じる。来年もまた来たい」と笑顔を見せる。
関東地方から団体で初参加したという20代の女性は「とにかく『すごい』の一言。こんなに人がたくさんいるとは思わなかった」と話し、山形の秋の味に舌つづみを打っていた。