山形市の蔵王体育館(山形市蔵王温泉)で7月31日と8月1日、「夏の納涼大肝試し大会」が開催された。主催は蔵王温泉観光協会。
蔵王温泉の夜を盛り上げようと2012年に始まり、今回で4回目を迎えた同イベント。肝試しで夏の暑さを吹き飛ばそうと、市内外から53組・179人の家族連れなどが参加した。
上の台ゲレンデの脇を歩き、小学校や墓地、盃(さかずき)湖の湖畔を通り最後に獣道を抜ける約40分のコースで、途中に設けられた3つのチェックポイントを通過しゴールする。参加者は1グループ2~8人に分かれて回った。お化けは約10体が潜み、突然現れるお化けに参加者は驚いて逃げ回っていた。ゴール間際では蔵王温泉のキャラクター「じゅっきーくん」と「むひょこちゃん」の樹氷家族もお化けに扮(ふん)し、参加者を驚かせていた。子どもたちだけでなく大人の参加者もゴールすると安堵(あんど)の表情を浮かべ満足感を表していた。
両親と参加した佐々木綾菜ちゃんは「初めて肝試しをした。急にお化けが飛び出してきて怖かったけど楽しかった」と振り返った。同協会の黒崎さんは「蔵王温泉の夜の暗がりと涼しさが肝試しにぴったりだと思う。今後も続けていき、蔵王の夏の風物詩になれば」と意気込む。