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山形に「食の駅」東北初出店 県内の農作物一堂に

山形県観光物産会館の敷地内にオープンした「食の駅」

山形県観光物産会館の敷地内にオープンした「食の駅」

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 山形県観光物産会館の敷地内に6月24日、農産物直売所「食の駅 山形蔵王店」(山形市表蔵王68)がオープンした。

オープン初日の店内の様子

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 群馬県に本社を置き、関東地方を中心に農産物直売所や農業資材販売店を展開するファームドゥが運営する同店。東北地方への出店は初となる。同店では農業を支援し、農家の所得向上を目指すため「生産者が自ら価格設定できる仕組み」を採用している。

 店舗面積は約500平方メートル、約200人の県内農家や加工業者の果物や野菜、加工品、鮮魚、惣菜など幅広い品目を取り扱う。オープン当日は、サクランボシーズンということもあり、売り場の約3分の1をサクランボが占めていた。

 東北地方進出の足掛かりとして、山形県を選んだ理由について同店の長竹邦明店長は「果樹王国山形に出店することで果物の分野を広げたかった。ゆくゆくは山形のクオリティーの高い果物を関東の店舗で販売することや、シンガポールや台湾などへの輸出も考えている」と話す。

 同店では、群馬や関東圏のグループ店と農作物を共有するほか、農作物の減少が予想される冬季間などは、丸勘山形青果市場との業務連携を図るなどし、安定した販売品目の確保を目指すという。

 長竹店長は「山形は果物の生産が盛んだが、野菜などの農作物に関してはまだ数が少ないと感じる。今後は生産者を増やしていきながら、新たな農作物を地元の生産者に提案するなど、地域の農業を開拓していければ」と意気込む。

 営業時間は9時~19時30分。

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