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山形で「日本一のさくらんぼ祭り」 30メートルの巨大流しさくらんぼも

約30メートルの巨大流しさくらんぼ。

約30メートルの巨大流しさくらんぼ。

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 山形市中心部で6月20日・21日、「日本一さくらんぼ祭り」が開催された。

「高校生さくらんぼスイーツコンテスト」

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 2012年に始まり、今回で4回目。「すこだま(山形弁ですごい・たくさんの意味)つながる」を合言葉にし、さまざまなイベントが開かれた。七日町通りが歩行者天国となり、多くの家族連れなどが訪れた。オープニングセレモニーでは吉村知事が「山形の元気をこの祭りから発信していこう」とあいさつ、その後今年4月に発表された「さくらんぼ体操」を、ダンサーと共に披露した。

 やまぎんホール前では恒例の「日本一巨大な流しさくらんぼ」が行われた。全長約30メートルの竹にたくさんのサクランボを流すと、参加した子ども連れが一生懸命はしですくっていた。すくい終わった参加者は、今年採れたての佐藤錦を堪能していた。昨年までは初日だけの開催だったが、好評につき2日間の開催となった。伊藤翼君は「流れが速くて難しかったけど、楽しかった。サクランボもおいしい」と満足顔だった。

 ほかにもストリートダンスコンテストやご当地グルメフェスなど、さまざまなイベントを開催。「高校生さくらんぼスイーツコンテスト」では上山明新館高校の生徒の考案したサクランボゼリー「咲夢(さくら)んぼ」など、個性豊かなスイーツが並んだ。生徒たちで利益率なども計算し、商品化を狙えるようなコンテストとなった。同校の生徒は「山形の代表となるゼリーになるよう考えた」と語った。

 県商工労働観光部の黒木幸治さんは「いつも以上にたくさんの方に来ていただいてうれしい。サクランボを通して他地域にも元気のおすそ分けができれば、という思いから始まったお祭り。継続していき、山形を代表するお祭りにしていければ」と期待を込める。

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