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「山形レコルトマルシェ」開幕 「子育て世代の応援」コンセプトに、屋上農園野菜など

県内外から10店が集まった。

県内外から10店が集まった。

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 七日町のほっとなる広場(山形市七日町2)で5月22日、「山形レコルトマルシェ」が始まった。主催は七日町商店街振興組合。

「子育て世代の応援」をコンセプトに掲げる

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 毎週金曜、採れたて農産物や加工品を販売する同マルシェ。初日のこの日は、県内外から10店が集まった。秋田から出店した「お花くるり」はハーブなどを販売。ほかにも、みそやパンなどの加工品が並び、多くの子ども連れや地元客が列を作るなどにぎわった。

 産直ブースでは七日町商店街が、今年で3年目となる「屋上農園プロジェクト」で収穫した野菜を販売。初日はきゅうりなどを販売し、今後はトマトやハーブなどを販売していく予定という。同プロジェクトは、組合員の山形銀行本店が2011年に屋上での野菜の栽培を始めたことがきっかけ。現在も順調に収穫が進んでおり、同マルシェでの販売を通じて将来的にはブランド化し、飲食店などに直接販売できるような仕組みを目指すという。

 「子育て世代の応援」をコンセプトに掲げる同マルシェ。子育て情報センターや子ども一時預かりサービスなどを展開し、より長く商店街を楽しんでもらえる体制を整える。当日はベビーカーを引きながら来場する母親や子どもと一緒に楽しそうにブースを巡る家族の姿が多く見られた。子どもと一緒に訪れた佐藤景子さんは「これまで行った産直市とは一味違う雰囲気がある。子育て世代向けということで気軽に足を運べるので、これからも楽しみ」と話す。

 同組合事務局長の下田さんは「6月以降は今回以上に豊富な農産物や加工品が並ぶ予定。生産者の皆さまと話し合いながらより良いマルシェにできるよう励みたい」と意欲を見せる。次回以降は毎回10~15店舗の出店を予定する。

 開催日時は毎週金曜=11時30分~14時30分。11月27日まで。

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