プレスリリース

SHONAI は 企業市民であれ 教育施設「ソライ」子ども利用料の無料化へ

リリース発行企業:株式会社SHONAI

情報提供:

 株式会社SHONAI(本社:山形県鶴岡市、代表取締役:山中大介、以下、当社)は、当社が建設/運営する全天候型児童教育施設「キッズドーム ソライ」(以下、ソライ)において、鶴岡市の子どもを対象に、大人1名につき子ども3人までが無料で施設を利用できる新制度を導入すること(開始日:2025年10月4日(土)~)を決定しました。
 本取り組みは、超少子高齢化の庄内地方において、当社が企業市民としての自覚を持ち、未来のために、今、地域に求められる子育て環境の整備を、一定のリスクを背負いながらも、当社主導で実現することを目指します。民間が企業市民としての自覚を持ち、地域課題を他責にすることなく、圧倒的当事者意識で具体的に取り組みを前進させることが、これからの社会には必要な考え方だと信じています。

発表会見の様子 → https://youtu.be/6S38yJDb_iQ?feature=shared



ソライ無料化の経緯

 本取り組みは、行政との協働の歴史と、市民の強い要望によるものです。2018年、当社10億円・鶴岡市2億円の負担でソライを整備し、運営は行政補助へ依存しない民間主体で開業しました。開業直後から市民からの無料化を求める声が高まる中、2025年2月に鶴岡市子育て団体6者と市と当社との協定が結ばれ、同年3月の議会で「キッズドームソライ利用料軽減事業」の予算案が提出されましたが、市議会での決議において12:13の1票差で否決されました。この結果を踏まえ、無料化を民間主導で実装する決断を下しました。

なぜ今なのか

 ある親からの陳情が耳を離れません。「ずっと無料化の要望をしてきました。ソライの開業から7年が過ぎ、当時小学1年生だった子どもはもう中学生です。卒業してしまいました。」子どもの成長は待ってくれず、支援の遅れはそのまま機会損失になります。2024年の実証(※1)では、費用が利用機会を左右している現実と、利用料低減を求める市民の強いニーズが明らかになりました。こうした状況を踏まえ、教育や子育てに対する支援を「今すぐ」実現する必要があると判断しました。

今後の展望

 まずは鶴岡市在住の子どもを対象に無料化を開始し、その運用状況や鶴岡市以外の地域ニーズを踏まえながら、対象地域の段階的な拡大を検討していきます。教育の会社を掲げる当社にとって、教育投資は企業における広告宣伝費だと整理をしています。当然、2030年にグループ売上100億円を目指す当社の事業成長力をその基盤としますが、教育投資に共感いただける企業や個人からの協賛や寄付を組み合わせることで、社会全体での持続成長可能なモデル実現を目指します。ここがゴールではなく、ここは始まりです。『企業市民としての自覚』のもと、当社の事業成長と共に、地域の教育や子育て環境に投資し、どんどん取り組みを進化させて参ります。



子どもの利用料変更内容 [2025年10月4日(土)~]

 中学生以下の子どもは、大人1名につき子ども3人までが無料で施設を利用できる『ソライ子育て応援フリーパス』を導入。鶴岡市在住の子どもを対象に運用開始。鶴岡市以外の地域ニーズを踏まえながら、対象地域の段階的な拡大を検討して参ります。

■ソライ個人利用料金



■ソライ団体利用料金
鶴岡市内に拠点を持つ団体についても、【特別団体料金】を設定。

特別団体: ソライが指定した地域の団体が対象該当団体: 学校、幼稚園、保育所(保育園)、認定こども園、放課後児童クラブ(学童)、児童館、子ども会、スポーツ少年団、青少年団体、町内会、 PTAなど




参考情報

○ソライ子育て応援フリーパス利用方法
・登録受付開始 2025年 9月25日~
・登録方法   ソライ公式LINEから申請 (ID:kids_dome_sorai)
・パス発行   ソライ受付にてお渡し

■2015年
鶴岡市の子育て支援ニーズの高まりを受け、当社と鶴岡市は開発協議会を立ち上げ、教育・遊育施設の構想検討を開始。
■2018年
官民連携の議論を重ね、当社10億円・鶴岡市2億円の負担で施設を整備、2018年に行政補助に依存しない民間運営でソライを開館。開業直後からは利用料の補助を求める市民の声が当社と市に寄せられる。

↓ 官民連携の在り方を継続して市と議論

■2024年
鶴岡市主導の夏休み無料開放の実証(※1)に2,931名(1,064組)の親子が参加し、費用面のハードルが利用機会を左右している現実が可視化される。
■2025年2月
子育て支援団体6者・鶴岡市・当社の三者協定を締結(※2)し、屋内遊び場環境の推進で一致。
■2025年3月
SORAI利用料補助を求める予算案が鶴岡市議会に提出されたが、結果は1票差(12:13)で否決。

(※1)こどもの遊び場「親子モニター事業」調査結果
https://www.city.tsuruoka.lg.jp/kyoiku/kosodate/kosodate20241226.files/R6oyakomonitahokokusho.pdf
(※2)株式会社SHONAI、鶴岡市および地域6団体と協定締結リリース
https://shonai.inc/news/0213-Agreement-concluded

○KIDS DOME SORAI概要

○株式会社SHONAIとは
山形県庄内地域を拠点に「地方の希望であれ」を掲げ、観光・農業・教育・地域企業支援を通じて新たな経済圏の創出に挑む企業グループです。スイデンテラス(ホテル)、アイガモロボ(農業ロボット)、チイキズカン(人材採用支援)、KIDS DOME SORAI(教育施設)などを展開し、2025年5月時点で累計62億円超を調達。まずは自社が持続的に成長し、その成果を基盤として地域全体へと力を拡張。2040年までに売上100億円規模の企業を1,000社生み出す「SHONAI経済圏」構想を推進する一方、企業市民として事業収益を教育へ還元し、地方から日本全体の未来を切り拓くことを使命としています。

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