プレスリリース

市制施行135周年記念事業「第50回蔵王山クリーン作戦」JUMP for The Earth PROJECT トレッキング&クリーン アクション in 蔵王 開催

リリース発行企業:JUMP for The Earth PROJECT事務局

情報提供:

 スキージャンプ高梨沙羅が発起人となり、雪山の自然環境を守りスノースポーツを次世代に残していくために2023年5月に立ち上げたJUMP for The Earth PROJECTの活動第四弾として、蔵王山を歩いて山の美しさを感じながら、それを守るためにごみ拾いなどのクリーン活動を行う<市制施行135周年記念事業「第50回蔵王山クリーン作戦」JUMP for The Earth PROJECT トレッキング&クリーン アクション in 蔵王>を6月1日(土)に開催しました。





JUMP for The Earth PROJECT 活動第四弾「トレッキング&クリーンアクション in 蔵王」の様子
 蔵王山はウィンタースポーツの聖地であり、高梨沙羅の競技人生に大きな影響を与えている場所のひとつです。 2012年W杯で自身にとっての初優勝を飾り、スキージャンプ女子でのバッケンレコード106mの記録は今も塗り替えられていません。そんな高梨沙羅にとって思い入れのある地・蔵王山でこの先もスキージャンプを飛ぶために。次世代の選手たちが競技を続ける場所を維持するために。たくさんの方に蔵王山の素晴らしさを体験してもらい、それを守るクリーン活動が「トレッキング&クリーンアクション in 蔵王」です。2023年6月の第一回開催に続き、今回が二回目の開催になります。
 当日は、高梨沙羅と抽選で選ばれた約100名の参加者が蔵王山のごみ拾いをしました。約2kmのコースを1時間にわたってトレッキングしながら清掃する中で、参加者からは「自然がいっぱいで気持ちよかった」「季節の植物に触れられて楽しかった」といった感想が寄せられました。
 また、高梨沙羅に加えて、 B.LEAGUE B2 福島ファイヤーボンズの田渡凌選手、一般社団法人SDGs in Sports代表の井本直歩子さんを交えて、 「スポーツから考える環境アクション」をテーマにトークショーを行いました。前シーズンには雪不足での試合キャンセルを経験した高梨沙羅からは「気候変動の問題解決に、仲間を増やして小さな円を大きくしていきたい」「活動を続けるには今回のように“楽しむ”ことが大切」、井本さんからは「スポーツのエネルギーを深刻な課題に向けたい」、田渡選手からは「自分のように気候変動の影響を受けにくい競技者が問題に取り組むことに意味がある」「こういった活動への気づきやきっかけになる存在になりたい」といったことが語られました。
 さらに、マイボトルを持参した方にドリンクを無料で提供するマイボトルバーも設置しました。このマイボトルバーは、2023年10月に開催されたJUMP for The Earth PROJECT 活動第二弾「高梨沙羅 × 藤女子高等学校 ワークショップ」にて、高梨沙羅と藤女子高等学校の生徒が「スポーツイベントでできる、環境問題解決のためのアクション」について意見交換する中から生まれたアイデアを実現したものです。今回のマイボトルバーにも多くの方がマイボトルを持参し、気候変動の一因となる使い捨てペットボトルを削減しながら、クリーン活動で乾いた喉を潤しました。

市制施行135周年記念事業「第50回蔵王山クリーン作戦」
JUMP for The Earth PROJECT トレッキング&クリーン アクション in 蔵王 概要
■日時 :2024年6月1日(土) 9:30-12:00
■会場 :アリオンテック蔵王シャンツェ
■内容 :
 ・一般来場者参加型トレッキング&クリーンアクション
 ・「スポーツから考える環境アクション」トークショー
■出演 :高梨沙羅
■ゲスト :
 井本直歩子さん(一般社団法人SDGs in Sports代表)
 田渡凌選手(B.LEAGUE B2 福島ファイヤーボンズ/日本バスケットボール選手会長)
 伊藤みきさん(元フリースタイルスキー・モーグル日本代表)
■参加費 :無料
■参加人数 :約100名
■主催 :JUMP for The Earth PROJECT
■協賛 :株式会社クラレ/アルコインターナショナル株式会社/アリオンテック株式会社/株式会社ミマキエンジニアリング/株式会社ダイヤモンドマーク
■助成 :日本財団HEROs







高梨沙羅コメント
 たくさんの方にご参加いただき、楽しんで自然に触れられている様子を見て、今年もこの場所でトレッキング&クリーンアクションを実施できたことをとても嬉しく思いました。小さなお子さんも参加されていて、ごみ拾いを通して「自然を守っていきたいね」といった会話を交わしました。今回のようなイベントが、お子さんたちの活動のきっかけになればと思います。
 今回はゲストの方々にもご参加いただきました。トップ選手の方や専門家の方にお越しいただくことで、活動の輪が広がっていくのではないかと思いますし、仲間がいることで心強さも感じます。色々な意見を伺うことができたので、いただいたアドバイスを今後の活動に生かしたいです。
 アスリートが情熱を注ぐ場所、子どもたちがスキージャンプを始める環境を守っていくことが自分の使命だと感じています。競技においては、応援してくださる皆様に元気を届けられるようなパフォーマンスができるようにがんばっていきたいです。



高梨 沙羅 ~Takanashi Sara~小学2年生からジャンプを始め、2011年2月のコンチネンタルカップにて国際スキー連盟公認国際ジャンプ大会での女子選手史上最年少優勝を果たす。その後、FISワールドカップにおける4度の総合優勝などを経て、18年平昌冬季五輪では銅メダルを獲得。FISワールドカップでは男女を通じて歴代最多の63勝、また男女歴代最多116回目の表彰台に立つ偉業を成し遂げた。



JUMP for The Earth PROJECTの背景と狙い


 気候変動がこのまま進むと、温暖化を原因とした雪不足により、スキージャンプを含めウィンタースポーツを楽しめる場所は将来的にはごくわずかになってしまう可能性があります。スキージャンプやウインタースポーツの楽しさを多くの人に知ってもらい、次世代に引き継いでいくために、日本のスキージャンプ界を牽引してきた高梨沙羅を中心として、 JUMP for The Earth PROJECTが立ち上がりました。
 JUMP for The Earth PROJECTでは、「自然とふれあう」「自然からまなぶ」「自然をまもる」を行動指針として、様々な活動を展開してまいります。例えば、気候変動の現在地について学ぶ動画コンテンツの発信や、雪山を守るアクション/イベント開催なども実施していく予定です。
 公式サイト:https://jump-for-the-earth.com

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