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山形大で多文化共生テーマに社会人向け講座 オンラインで異文化理解や「やさしい日本語」学ぶ

山形大学エクステンションサービス推進本部の松田陽コーディネーター

山形大学エクステンションサービス推進本部の松田陽コーディネーター

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 山形大学エクステンションサービス推進本部が10月7日、社会人向けオリジナル講座「多文化共生スキルアップ講座」を開講する。

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 エクステンションサービス推進本部は、同大学の教員や研究者が保有する教育プログラムなど、大学の幅広い知見を企業や地域住民のニーズに合わせて提供していくことを目的とした組織。これまでに、初心者を対象にしたドローン体験講習会や、言語学に関するオリジナル講座などを企画してきた。

 本講座を企画した内海由美子教授は「現在、技能実習なども含め外国人従業員を抱える企業が増えており、外国人は、観光などで短期間滞在する人だけではなく、共に地域社会をつくる存在となった」と話す。「一方で、生活習慣や文化の違い、コミュニケーション不足によるトラブルが生じることもある。日本人も、外国人への理解力やコミュニケーション力を磨く必要があると考え講座を企画した」とも。

 文化摩擦の原因を国別の事例などに沿って学ぶ第1部「共生のための異文化理解」、日本語学習者である外国人の視点から日本語を分析する第2部「外国人から見る日本語」、日本に住む外国人とのコミュニケーションのための「やさしい日本語」を学ぶ第3部「日本語力アップ」の全3部で構成される。

 対象は、日本語教師を目指している人や外国人を雇用する企業の人、これから雇用を考えている企業の人、自治体や国際交流協会の職員、外国人との交流に興味がある人など。全ての講義をオンラインで配信し、事前収録の動画を視聴するオンデマンド型と、オンライン会議システムZoomを利用し双方向型で行うリアルタイムオンライン型の2パターンで行う。

 同推進本部の松田陽コーディネーターは「オンデマンド型は、期間中は何度でも繰り返し視聴できる。全てオンラインで行うので、山形に住んでいる人はもちろんだが、全国から受講していただきたい」と呼びかける。

 第1部=全12回、第2部=全16回、第3部=全12回(1回=45分)。受講料は全3部=3万円。各部の単体受講も可能でその場合は各1万2,000円。配信開始は10月7日。配信開始後も申し込みを受け付ける。問い合わせは山形大学エクステンションサービス推進本部(TEL 023-628-4779)まで。

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