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山形の純米酒「六根浄」、7月で終売 愛好家が最後の一本買い求める

最後の六根浄を手にする熊谷さん

最後の六根浄を手にする熊谷さん

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山形市にある純米酒専門店「La Jomon(らじょうもん)」(山形市平清水)のプライベートブランド・「六根浄(ろっこんじょう)」が7月で終売し、15年の歴史に幕を下ろす。

純米酒 六根浄

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「六根浄」は「La Jomon」の前身である「正酒屋六根浄」が2008(平成20)年4月から販売。年間の製造量は一升瓶にして約1500本分(2581リットル)。1級酒造技能士の資格を持つ店主・熊谷太郎さんがプロデュースした純米酒で、米の甘みとかすかに感じるレモンのような酸味が特徴。「La Jomon」で販売しているほか約10の飲食店でも親しまれ、「六根浄」を炭酸で割った「ムラサメ」と呼ばれる酒カクテルも通の間で人気を博した。

今月26日に最後の30本が店に入荷すると買い求める客が次々と手を伸ばした。貴重な一升瓶を手にした男性客は「これまで40升以上飲んできた。この味が二度と飲めなくなると思うと寂しい気持ちでいっぱい」と話し、女性客は「六根浄ショックといわれている」と別れを惜しんでいた。
店での販売はほぼ終了しており、県内の一部飲食店で最後の一杯を楽しむことができる。

15年にわたり愛好家の間で親しまれてきた「六根浄」。
熊谷さんは「六根浄は一区切り。これからは新しい挑戦で、さらに日本酒の可能性を求めていく」と前を向く。

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