カフェを併設した和菓子店「きねや菓寮」(山形市東青田4、TEL023-622-4480)が4月12日、オープンした。運営は和菓子専門店「杵(きねや)屋本店」(上山市)。
山形県内に15店舗を展開する今年で創業212年の老舗菓子店「杵屋本店」が旧東青田店をリニューアルし、出来たての菓子を提供するカフェを併設する新たな業態でオープンした同店。席数はテーブル=28席。ストアでは菓子や山形の窯元による陶器などを販売する。コンセプトは、過去の事業を継続し発展させながら未来を切り開くことを意味する「継応開来(けいおうかいらい)」という。
カフェが提供するメニューは、ロングセラー商品「リップルパイ」を再構築したミルフィーユ仕立ての「生リップルパイプレート」(1,320円)や毎秋限定で販売しているガトー「スーパーモンブラン」を出来たてで食べてもらおうと開発した「絞りたてモンブラン」(1,540円)など。ドリンクは、一保堂の「極上ほうじ茶」(660円)、北欧紅茶の「セーデルブレンド」(880円)、山形では知名度が高いTsuki coffeeの「きねや菓寮オリジナルブレンド」(600円)を用意する。
今後について、杵屋本店取締役部長の菅野裕太さんは「地元の人には新たな杵屋を見てもらい、観光客には山形の味を発見してもらいたい。若い人には和菓子に親しんでもらうことで菓子を楽しむ新しい切り口になる店にできれば」と話す。
営業時間は9時~18時(カフェは10時から)。月曜定休。