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山形・中山町で日本代表選手招きモルック講習会 戦略や技術を学ぶ

「チャリティーモルック合宿」の様子

「チャリティーモルック合宿」の様子

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 「すぱーく中山」(東村山郡中山町長崎)で9月4日、世界大会などで活躍する選手が技術や戦略をレクチャーする「チャリティーモルック合宿」が行われた。

佐々木さん、河野さん、高橋さん、「チャリティーモルック合宿」中級者コースの参加者

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 「モルック」はフィンランドの伝統的なゲームを基に開発されたスポーツで、木製の棒(モルック)を1~12の数字が書かれた木製のピン(スキットル)に投げ、倒れた本数や書かれた数字で得点を競う。

 同イベントを企画したのは、2020年8月にオンラインで行われたモルック世界大会で優勝した河野靖信さん、同年8月に北海道で行われた日本モルック協会公式個人戦で優勝した佐々木拓哉さん、県内でモルックの普及活動などを行い県内外の大会に出場している酒田米菓モルック部の高橋大地さん、「飲むあんこ theANko」、人事総合支援などを行っているヒューマンブリッジ(東京都中央区)、酒田米菓(酒田市)が協賛・協力し開催した。

 河野さんは「山形をはじめ東北のモルック人口が増えていてうれしい。モルックは教材がないので、身近に戦術や技術を教えてくれる人がいないと上達のきっかけが少ない。少しでもレベル向上につながればと考え企画した。今回が初の試みだが、今後、全国各地で開催できればと考えている」と説明する。

 同イベントでは、河野さんと佐々木さんが講師を務め、前半に初心者向けコース、後半に中級者向けコースが行われた。各コースでは、河野さんや佐々木さんが戦術を解説しながらデモンストレーションの試合を行った後、参加者は投てきの練習や、学んだ戦術を使った実践形式の試合を行った。2コース合わせて約30人が参加し、両コースとも予定していた時間を30分以上延長するほどの盛り上がりを見せた。

 佐々木さんは「参加者全員に向上心があり、とても教えがいがあった。山形のモルッカー(モルックのプレイヤー)の皆さんには、さらに上達し強くなってもらい、県外で行われる大会にも積極的に出場してほしい」と期待する。

 山形市から参加した伊藤義記さんは「トッププレーヤーの指導を受けられる貴重な機会だったので参加した。今まで考えていなかった戦略や技術を教わりとても勉強になったし、モルックがもっと好きになった。学んだことを周囲のモルッカーとも共有しながら、県全体で強くなっていきたい」と話す。

 同イベントの収益で、山形県内の小学校にモルックセットを寄贈する予定。

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