ミュージシャンの龍玄としさんが10月8日、保育所ちびっこランドみはらし園(山形市みはらしの丘4)を訪れ、保育園児と絵画作品の制作を行った。
長年、ボーカリストとして活動を続ける龍玄としさんは、自身が作詞や作曲、歌唱した楽曲の音の世界を絵画で表現するなど、近年はアート作品の制作にも力を入れている。2019年には上野の森美術館(東京都)などで、絵画展「マスカレイド・展 音の世界を、描く 龍玄とし」を開催した。
今回の絵画制作は、「山形の子どもたちにアートや音楽を生で感じてもらいたい」という龍玄としさんの思いから企画した。この日は、龍玄としさんが作詞作曲した「乙女WARRIORS」の音楽に合わせ、保育園児たちがダンスを披露するなどの交流会が行われた後、保育園児たちとともに花の絵を描いた。
龍玄としさんは「子どもたちは自由奔放ですごく良い。何にもとらわれずに描くというのが絵の心根だと思うが、作品づくりを通して、僕自身が教わっている。とても尊い時間になった。展示が楽しみ」と話す。参加した園児は「絵の具をいっぱい使ってあさがおを描いた。とても楽しかった」と笑顔を見せる。
園児と制作した作品は今月12日~17日、山形美術館(山形市大手町1)で開く絵画展「運命 龍玄とし ART EXHIBITION 山形」で展示する。