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山形・七日町にシャッター壁画 「シネマ通り」の記憶を次世代に

壁画師の小林舞香さん、パフォーマンス集団「紺夜(KOOYA)」、逸見理事長

壁画師の小林舞香さん、パフォーマンス集団「紺夜(KOOYA)」、逸見理事長

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 山形・七日町の土産店「尚美堂(しょうびどう)旭銀座店」(山形市七日町2)の店舗前で10月10日、「シネマ通りシャッター壁画プロジェクト」のお披露目イベントが行われた。

尚美堂 旭銀座店のシャッター壁画

 七日町にある商店街の一つ「協同組合旭銀座のれん会」の設立60周年記念イベント「旭銀座テラス」の一環。昨年9月から、社会貢献を目的に全国各地で活動している壁画師の小林舞香さんが10月1日~9日の閉店後の時間を利用し、高さ2.4メートル、幅8メートルのシャッターに描いた。お披露目イベントでは、パフォーマンス集団「紺夜(KOOYA)」が大道芸で盛り上げた。

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 同商店街には、かつて8館の映画館があり、通称「シネマ通り」として長年親しまれてきた。2008(平成20)年までに全て閉館したが、壁画は商店街の歴史と文化を次世代に継承することを目的に「映画館」をテーマに制作した。映画館を中心に、県花である紅花や花笠のほか、映画フィルムと花笠のコラージュなどが描かれている。

 小林さんは「制作時には通りかかった人や商店街の皆さんから、たくさんの応援や差し入れを頂き山形の方の温かさを感じた。シネマ通りに新しい形の映画のシーンが生まれたのでは。山形市の新しいシンボルになればうれしい」と話す。

 同商店街の逸見良昭理事長は「まるでスクリーンがそこにあるかのような作品。コロナ禍で密になるようなイベントはできないが、これまでと違った形のにぎわいにつながれば」と期待を寄せる。

 壁画は同店が閉店する18時以降か、定休日の木曜に観賞できる。準備が出来次第、壁画のライトアップや映画館に見立てたソファ席の常設も予定している。

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