旧時沢小学校(東置賜郡高畠町時沢)を拠点に活動する「高畠熱中小学校」が7月4日、オンラインでオープンスクールを開催する。
「高畠熱中小学校」のオンライン授業の様子(写真提供=高畠熱中小学校)
テレビドラマ「熱中時代」のロケ地としても使われ、2010(平成22)年3月に廃校した旧時沢小学校の廃校再生プロジェクトとして2015(平成27)年にスタートした「熱中小学校」。NPO法人「はじまりの学校」が運営する。
企業の社長やデザイナー、スポーツ選手、料理家などを講師に招き、「もう一度7歳の目で世界を」をコンセプトに大人向けに講義を開講し、学びや交流、新しい挑戦が生まれる環境づくりを目指す。現在までに、シアトルを含め国内外に16校の姉妹校が誕生している。
講義は半年1クールで行われ、10月に入学となる第11期の募集を6月27日から開始したのに合わせオープンスクールを開く。講師には、「會津(あいづ)熱中塾」の塾長で末廣酒造(福島県会津若松市)の新城猪之吉社長と、東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長を迎える。
通常であれば旧時沢小学校で講義を行うが、新型コロナウイルスの影響で今期は全ての講義をオンラインで実施しており、オープンスクールもビデオ会議システム「Zoom」やユーチューブで行う。
高畠熱中小学校事務局の長谷川智之さんは「新型コロナウイルス禍で、オンライン教育が注目される中、熱中小学校として新しい授業スタイルを提案していければ。たくさんの方に参加いただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は13時~16時10分。参加無料。参加は事前の申し込みが必要で、公式ホームページで7月3日12時まで受け付ける。