自家焙煎(ばいせん)のコーヒー豆を販売する「ろば珈琲」(山形市南原町1、TEL 023-673-9369)が5月16日、10周年を迎える。
静岡県出身の結城さんが2010(平成22)年にオープン。SCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)のカッピング基準で80点以上の評価を受けたコーヒー豆を、結城さんが厳選し自家焙煎する。
結城さんは「東京でコーヒーの修業をした後、妻の実家がある山形に転居しオープンした。店名の『ろば珈琲』には特段の由来はないが、のんびりした雰囲気や言葉の響きなどのニュアンスが気に入って付けた」と振り返る。看板やパッケージに使用しているロバの絵は、結城さんの知人で絵本作家の西村敏雄さんが描いた。
販売するコーヒー豆は、看板メニューの「ろばブレンド」(200グラム=1,180円)、蔵王の爽やかな景色をイメージした「ざおうブレンド」(200グラム=1,180円)といったオリジナルブレンドのほか、エチオピア(200グラム=1,280~1,380円)、カフェインレスのコロンビア(200グラム=1,280円)など15種類程度をそろえる。
結城さんは「あまり10年がたったという意識はなく、お客さまに言われて気が付いたくらい。今後も、これまで通りコーヒー豆と向き合うことを一番に考え、自分が本当に良いと思えるコーヒーだけを扱っていきたい」と話す。
営業時間は12時~19時。火曜・祝日定休。