山形県教科書供給所(山形市下条町3、TEL 023-666-7744)が10月1日、5ミリ方眼紙ノート「やまがた学習帳」の販売を始めた。
蔵王の樹氷が表紙の「しぜん」、ユネスコ無形文化遺産の新庄まつりが表紙の「まつり」、さくらんぼが表紙の「たべもの」、羽黒山五重塔が表紙の「れきし」の全4種類をラインアップする同商品。それぞれのテーマに沿って、県内の特産物や文化遺産などを4ページにわたり紹介も行う。
販売担当者の結城信太郎さんは「山形に住んでいながら山形の文化を知らない子どもが意外と多い。日常の学習に身近なノートを通じて、山形にもっと興味をもってもらいたいと思い考案した。紹介文の難しい漢字には読み仮名を振っているので低学年でも読むことができる」と話す。
全32ページ。B5サイズ。価格は264円。初回製作部数は各3000部。山形県内の書店や文具店で取り扱う。売り上げの一部は「やまがた社会貢献基金」として山形県に寄付する。
結城さんは「子どもだけでなく大人からの反響も多い。今後は県内外へのお土産としても購入しやすいよう、土産店やアンテナショップにも販路を広げていきたい。ノートを通じて、山形県の良さを幅広い層にアピールできれば」と話す。