「やまのべ・みんなのセミナー2019 Taiken堂 Part30」が7月5日から、山辺町で行われる。
「井の中の蛙、大海を知りたい」をコンセプトに、1990(平成2)年から毎年開いている同セミナー。「Taiken堂」の由来は、同町出身で外交官や国際法学者として活躍した安達峰一郎博士の生家「対賢(たいけん)堂」から。
生涯学習の観点から、町民の見聞を広めることを目的に始まった。開始当初は、「対賢堂」を会場に、山形出身の大学教授などを講師に招いた町民主体のセミナーだったが、現在では小説家、漫画家、映画監督、会社社長、テレビ関係者など、幅広いジャンルから講師を招き、町内外から多くの人が参加するセミナーになった。
30周年の節目を迎える今年は、7月5日~11月25日に全6講座を開講する。第1回講師は、お笑いコンビ「キングコング」メンバーで絵本作家でも知られる西野亮廣さん。当日は講演会を開く。
第3回講座(9月7日)は、日本の伝統楽器とバイオリンを組み合わせた音楽ユニット「竜馬四重奏」によるコンサート、第5回講座(10月25日)は落語家・月亭方正さんを招き落語を開く予定。
山辺町教育委員会の小関求さんは「30周年を記念して、豪華な講師陣を迎える。町内外から幅広い世代の方に参加していただきたい」と呼び掛ける。
受講料は、年間(全6回)=4,000円(山辺町民は3,500円)、高校生以下無料(コンサート、落語会除く)。1回受講料は、講演会=2,000円、コンサート・落語会=2,500円(当日券3,000円)。申し込みは山辺町教育委員会社会教育係(TEL 023-664-6033)で受け付ける。