銀山温泉の旅館「銀山荘」(尾花沢市銀山新畑)で4月2日・3日、大学生を対象とした特別プラン「旅館を知ろう~女将(おかみ)体験宿泊」が行われた。
旅館での業務を学び体験する1泊2日のプランで、参加に当たり宿泊は無料。社長の小関健太郎さんは「インターンシップというとハードルを高く感じてしまうかもしれないが、宿泊をしながら業務を体験していただくことで、旅館業について知ってほしい。大学生が旅館に宿泊することも少ないと思うので、気軽に宿泊できる機会になれば」と話す。
今回は、山梨県立大学3年の堤あいかさんが参加し、旅館内の花の生け方や、宿泊客の出迎え・見送りなどを体験した。堤さんは「花の生け方一つ取っても、お客さまへの細かな気配りがあることを知った。日本のおもてなしの心を学べ、今まで知らなかった世界が広がりうれしい」と2日間を振り返る。
2日間指導に当たった女将の小関由紀子さんは、「これまでもインターンシップは行ってきたが、女将体験は今回が初めて。堤さんは着物も似合っていて、センスもよく、このまま旅館で働けるのではないかと思った」と笑顔を見せる。
次回は大学生の夏季休業に合わせ、8~9月ごろの実施を予定している。