山形県長井市にある製薬メーカー協同薬品工業(長井市本町2)が、「山形県産紅花入りうめ昆布茶」の販売を始めた。
同社は、JAグループの置き薬を中心に健康食品や入浴剤などを製造・販売する製薬メーカー。企画・購買課の奥山ゆかりさんは「元々、置き薬の配置員が営業ツールとして使っていたもの。それを今回、一般向けに新たに開発し、販売することになった」と話す。
一般販売にあたり、新たなパッケージを製作。原料にもこだわり、梅は和歌山県の「紀州梅」、昆布は北海道の「日高産」、塩には「伯方の塩」の焼き塩を、アクセントに山形県産の「紅花」を加えるなど山形ならではの特徴を加えた。
奥山さんは「一般の方に販売するのは初めてのことなので、どうすれば売れるのか課内で試行錯誤した。お茶として飲むだけでなく、お茶漬けやパスタなどの料理にも利用できることから、うめ昆布茶を使った料理レシピなどを作った。これからも随時増やしていきたい」と、新しい挑戦に自信をのぞかせる。
価格は800円。長井市の道の駅「川のみなと長井」、山形県観光物産会館、山形まるごと館「紅の蔵」などで扱う。