山形の米鶴酒造(高畠町二井宿1)で4月9日、蔵開きが開催された。
今年で37回目。当日は、県内外から1100人を超える人が来場しにぎわいを見せた。
南陽市から家族と参加したという20代男性は「今回初めての参加だったが、昼からお酒を飲める機会はないので最高に楽しいイベント。ぜひ来年も参加したい」と話す。
会場では、蔵開き初参加の民族文化サークル「四方山会(よもやまかい)」が阿波踊りのステージパフォーマンスを行い、踊りが終わると酒を手に見ていた観客が拍手を送った。
4種類の酒を当てる「利き当て挑戦のコーナー」では、4種類の酒の味を確かめ解答用紙に予想を記入する来場者でにぎわった。一問以上正解した人には「きき酒名人認定証」が進呈され、全問正解者が出ると会場からは拍手や歓声が上がっていた。
この日は生原酒「槽口酒」(ふなくちしゅ)の限定販売も行われた。
梅津陽一郎社長は「年々蔵開きの認知度も上がってきており、若い人の来場も増えてきた。今年も無事に開催することができて本当によかった」と笑顔を見せる。