山形の米鶴酒造(高畠町二井宿1)で4月9日、恒例の蔵開きが行われる。
今年で37回目を迎える蔵開き。日頃は入ることのできない酒蔵や倉庫などが一般開放される。
当日会場では鏡開き、酒の販売、飲み比べ、利き酒、地元飲食店の屋台村、お子さま抽選会、ステージイベントなどを予定する。総務担当の長岡さんによると目玉は、当日限定の生原酒や、米こうじ100%の甘酒の無料試飲、販売をはじめ、今年初めて参加する民族文化サークル「四方山会」(よもやまかい)によるステージも大きな魅力だという。
長岡さんは「限定生原酒の『槽口酒(ふなくちしゅ)』は酒を搾る『槽(ふね)』と呼ばれる機械で搾ったばかりの酒を瓶詰めしている。一年を通して蔵開きでしか味わうことのできない貴重な酒なのでぜひ味わってほしい」と話す。
「これまでの伝統や歴史を大切にし、年に一度の蔵開きで日頃のご愛顧への感謝とともに、多くの人に酒に触れていただきたい。子どもから大人まで楽しめるイベントになっているのでぜひ足を運んでほしい」と長岡さんは呼び掛ける。
開催時間は10時~15時。参加無料。当日は、JR高畠駅から無料シャトルバスが運行する。 問い合わせは同酒造(TEL 0238-52-1130)まで。