山形に一夜限りのキャバレー 昭和の名店資料展示も

ステージで行われた山形大生によるショーの様子

ステージで行われた山形大生によるショーの様子

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 山形市七日町のセブンプラザ(山形市七日町2)で2月21日、昭和のキャバレーを再現したイベント「居酒屋セブンプラザ キャバレー」が開催された。

昭和の名店「ソシュウ」の貴重な資料の展示も

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 小姓町にある料理店「記念日」の店主で、傑作屋代表の渡辺大輔さんが企画。普段は空きスペースとなっている会場に椅子とテーブルを並べ、ミラーボールが輝く一夜限りのキャバレーを再現した。

 会場には50人が訪れ、料理に舌鼓を打ちながら、かつてキャバレーでバンドマンをしていた岡崎武博さんのギター演奏や、山形大生による社交ダンスショーやジャグリング、アカペラ演奏に酔いしれた。

 昭和30年代から50年代にかけ、小姓町で営業していたグランドキャバレー「ソシュウ」に思いをはせ開いた同イベントには、当時の同店の写真や、新聞の特集記事などの資料展示ブースを設けた。来場者の中には、当時のソシュウを知る人や、実際に勤務していたという人の姿もあった。

 市内から訪れた30代の女性は「キャバレーというものを知らないが、ステージでのショーを見て、当時のキャバレーへの想像が膨らみ新鮮だった」と振り返った。

 渡辺さんは「打ち上げ花火のように終わってしまうイベントではなく、私たちの子どもたちが将来憧れるような『平成のキャバレー』を作るのが目標。これからの活動を温かい目でも、厳しい目でも見守っていていただければ」と話す。

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