東北芸工大で写真展 警備員や学食調理員の作品も

学生や教職員、大学関係者など約800人が撮影した写真を展示する

学生や教職員、大学関係者など約800人が撮影した写真を展示する

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 東北芸術工科大学(山形市上桜田3)の本館7階ギャラリーで1月13日、写真展「PHOTO FESTA」が始まった。

コラージュ作品や物語の展示も

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 学生や教職員が中心となり、授業で取り組んだ課題や作品として制作した写真を展示する同展。美術科やグラフィックデザイン学科、文化財保存修復学科、教職員など、学科や立場の枠を超えた「写真」に特化した展示は今回が初めて。

 文化財保存修復学科や歴史遺産学科では、普段「記録」や「調査」の目的で撮影している石器の写真を、スタジオで撮影し直したり、修復のため預かった仏像のレントゲン写真を現像したりすることで、「物体」としての面白さを引き出し、作品として再表現しているという。

 広告表現のツールとして写真が必要不可欠なグラフィックデザイン学科では、授業で撮影したポートレートや、「働く人」をテーマにした写真を、個人小冊子「ZINE(ジン)」に編集し展示している。

 会場では、写真をコーラージュした絵画作品や、1枚の写真からイメージを膨らませて作った物語のほか、「キャンパスライフ」をテーマにした写真を同大学関係者から集め、約800点を展示。警備員や学食の調理員なども出品しているという。

 開館時間は10時~20時(土曜日は17時まで)。日曜休館。入場無料。今月28日まで

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