作り続けて20年-小枝のサンタクロース作りが最盛期

特製の木箱に入った小さなサンタクロース

特製の木箱に入った小さなサンタクロース

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 山形市在住の高橋優之助さんが作る、木の枝の小さなサンタクロース「ゆうのすサンタ」が今年も最盛期を迎えている。

切り株の上でニッコリ「ゆうのすサンタ」

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 「ゆうのすサンタ」は、もともと広告制作会社で働いていた高橋さんが20年前の退職を機に作り始めたもの。炭焼きをする際に切り落とされた木々の小枝を見て何かに活用できないかと考えたのがきっかけ。西洋こけしに着想を得て試行錯誤した結果、ナイフで鉛筆を削るように小さなサンタを作る現在のスタイルになったという。

 「何に使うという目的がなくても、散歩をしていると木の実や枝などの素材を拾って集めてしまう」と高橋さん。自然の素材を使って作るサンタは一つとして同じものがなく、大きさや形、表情が全て違うのが魅力。サンタクロースを飾る台や装飾もバリエーション豊かで、「面白い!」と思ったら何でも試す佐藤さんの好奇心と遊び心が詰まっている。

 店で販売させてほしいという問い合わせもあるが、店には一切卸さず、自宅に遊びに来てくれた人や知り合いにだけ少しずつ販売しているという。「サンタを作っている間はいつも楽しい。うれしそうな顔をしているとよく言われる」と高橋さん。今年も「ゆうのすサンタ」を楽しみにしている人のために手を動かし続ける。

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