山形の中心市街に7月、「とみた商店」(山形市本町1、TEL023-666-6225)がオープンして4カ月がたった。
「かき氷」がメーンの同店。店主の富田克美さんと数人の仲間で商品の企画から、商品製造、広告物まで手掛けている。開店の際は、おいしいと評判のかき氷を50種類以上、県内外を問わず食べ歩き研究したという。
店主の富田さんは、長年下宿を経営しており、大学生をはじめ、運動部の強豪校へ入学のために、親元を離れている高校生や、雪のため冬場の通学が困難になる高校生などの世話をしている。富田さんは「子どもたちの『たまり場』を作りたいとの思いから開店した」と話す。
手作りする商品には県産品を使う。「添加物は使わず、身体にやさしくかわいい物を作りたい」と菓子製作担当の森谷あかねさん。秋からの新メニューとして、いちごのデコロール(500円)の販売を始めた。テークアウト(1,350円)にも対応する。
デコロールは、ロールケーキの生地の部分に様々なデコレーションが施されているもの。生地に張り付けるのではなく、焼く前にひとつひとつ、柄を書き込んでいくという、とても手間のかかるもの。
富田さんは「自分たちが小さいころにあった、近所の『ばば店』のような存在になりたい」と話す。
営業時間は、11時~18時、火曜定休。