大沼デパート(山形市七日町1)1階特設会場で11月11日、ファッションブランド「suzusan(スズサン)」の期間限定ショップがオープンした。
同ブランドの商品は全て、愛知県名古屋市有松鳴海地域で400年以上の歴史がある「有松鳴海(ありまつなるみ)絞」の伝統技法を用い作られれている。絞り、染めなどの工程全てを有松の職人の手で行うため、同じ商品でも一つとして同じ模様は出ないという。
「染色を施す生地にもこだわりがある」と話すのは、マーケティングマネージャーの村瀬千佳さん。デザイナーが、国内外から厳選したアルパカ、カシミヤ、ウールなどの生地を仕入れている。手織りのネパール産カシミヤを使ったストールは「肌触りがよく、軽いため肩が凝らない。手織りのため、程よく空気を含み暖かい。山形の寒い冬にも重宝するとアイテムだと思う」と村瀬さん。
会期中、手拭いやストール、セーター、絞りの立体的な風合いを生かした照明など、300点以上を展示販売するほか、絞りの実演も行っている。
営業時間は10時~18時30分(最終日は17時まで)。今月16日まで。