山形市内の名所を回る大規模シティーマラソン「第3回山形まるごとマラソン」が10月5日、山形市落合スポーツセンターを発着点に開催された。
同日9時の気温は17度、西の風2メートルと、少し肌寒さを感じる気候の中、コンディションを整えたランナー約5700人がゴールを目指しスタートを切った。
七日町大通りや文翔館、芋煮会でにぎわう馬見ヶ崎川など、山形の名所を回る21.0975キロのハーフマラソンコースには、近隣の企業や団体、個人によるエイドステーションが設けられた。「のし梅」や「シャインマスカット」など山形の特産品が振る舞われ、ランナーを喜ばせた。
ゴール地点では、同大会名物の「芋煮」が振る舞われ、走り終わった多くのランナーたちが山形の秋の味覚で疲れを癒やしていた。
東根市からエントリーした40代の男性は「今年で2回目の参加。最後の方で向かい風がきつかったが、沿道の声援が昨年よりも多く力になった。昨年よりタイムを縮めることができた」と満足げに話す。
総合優勝は南陽市役所所属の遠藤正人選手で、タイムは大会新記録の1時間5分50秒。2位に齋藤真也選手(天童市役所)、3位に森谷修平選手(山形市役所)が続き、トップスリーを公務員ランナーが制した。女子では田中幸選手(スポーツ山形21)が1時間14分39秒で3連覇を果たした。