山形市で現在、「やまがたレトロ館プレートめぐり」が開催されている。主催は街なか賑(にぎ)わい推進委員会。
同市中心街にある、明治から昭和初期に建てられた歴史ある建造物の魅力を市民に広めようと始まった同企画。それらの建造物は「やまがたレトロ館」と呼ばれ、各レトロ館にはペン画と解説が書かれたプレートが設置されている。同市内にある10カ所のレトロ館プレートを巡ることで、街なか歩きを楽しめる企画となっている。
10カ所のプレートを南北エリアの5カ所ずつに分けて巡る。北エリアには山形まなび館や旧西村写真館など、南エリアは乃し梅本舗佐藤屋や男山酒造などがある。いずれかのエリアの5カ所を巡り、クイズに答えて正解すると抽選で148人に蔵王温泉ペア宿泊券や地酒などを進呈。先着1000人には参加賞も用意する。それぞれのプレートを読むとクイズのヒントが隠されているという。クイズが載ったパンフレットは山形まなび館や紅の蔵で配布する。
同委員会の坂上満さんは「レトロ館を大切に残していくためにも、たくさんの人に実際に歩いて見てきてほしい。気軽に謎解きを楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
9月27日まで。