山形市児童遊戯施設「べにっこ広場(山形市樋越)」が7月21日、屋外スペースの完成に伴ってグランドオープンする。
屋内遊技場を備えて2014年12月にオープンした同施設。今年6月には利用者数が17万人を超え、市内外から家族連れが訪れる人気スポットとなっている。敷地面積は約2万5000平方メートル。木造平屋の屋内スペースは約2500平方メートルで、体育館や遊戯ホールなどを備える。
今回完成する屋外スペースは約9250平方メートル。高さ約3.5メートルの展望広場から滑り下りる「ローラーすべりだい」や、自転車の練習ができる「ちゃりんじひろば」などを設置。巨大エア遊具「ふわふわどーむ」は東北一の大きさで、たくさんの子どもたちが飛び跳ねて遊ぶことができる。ほかに、竹馬や石蹴りなど昔ながらの遊びを体験できるスペースや、野菜などを育てる畑なども設けた。6月に一足早く解放された「ちゃぷちゃぷひろば」では、子どもたちが噴水から噴き出す水を浴びながら気持ちよさそうに遊んでいた。
5月の大型連休には県外から帰省した家族連れが多く訪れたといい、夏休み期間はさらに多くの利用者でにぎわうことが予想される。同館所長の水野幸子さんは「屋外スペースの完成で、これまで以上の多くの家族の皆さまに利用してもらいたい。全天候型の遊戯施設として、いつでも楽しく遊べる空間を作っていきたい」と意気込む。
開館時間は9時~19時。第2木曜休館。利用無料。利用時は屋内で受付が必要。