山形市の「紅の蔵(山形市十日町2)」で現在、「紅花展」が開催されている。主催は山形まるごと館紅の蔵。
山形県の花である「紅花」の魅力を広く伝えようと開く同展は今回で5回目。紅花で作られた作品を展示するほか、キャンドルナイトなども開く。
7月12日までは、東北芸術工科大学の学生が紅花で染めたストールや約30年前に作られた和紙人形を展示し、山形が古くから行ってきた紅花染め文化などを学ぶことができる。同14日から20日までは、紅花をアレンジした生け花の展示を行う。華道家元池坊山形支部が作り出す生け花は、紅花を生かした個性豊かな作品で見ごたえがあるという。
7月4日は、今年で3回目となる「紅花キャンドルナイト」を開き、紅花の入ったキャンドルで同館の中庭をライトアップする。会場では「フルーツビネガー」の振る舞いも行う。このほか、5日は先着100人に紅花の切り花を進呈、10日は紅花のコサージュ作りなどを行う。
同館コーディネーターの堀野秀子さんは「作品や生け花を通じ、山形の歴史を作ってきた紅花の魅力を存分に味わってほしい。キャンドルナイトも感動的なのでぜひ足を運んでもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~18時。入館無料。7月13日休館。キャンドルナイトは18時30分~20時30分。7月20日まで。