日本最大のストリートダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT VOL.23(JDD)」の仙台予選が4月17日、仙台市内で行われ、山形県のダンスチーム「W-CLAPS(ダブルクラップス)」が決勝進出を果たした。
同チームは、2003年に山形市出身の加藤聖さんと福島県出身の福原悠介さんにより結成。共に学生時代にストリートダンスと出合い、「やるからには上を目指す」という同じ目標を持ち、山形を拠点に活動を続け今年で13年目になる。
現在は、ダンススタジオ「BEAT SURF(ビートサーフ)」(天童市)の経営やインストラクター、大会への出場、イベントの主催など、山形、東北のストリートダンスシーンをけん引する存在となっている。
同大会への出場は2004年からで、過去には4回決勝進出を果たしている。2011年には東日本大震災の影響で大会の開催自体が危ぶまれる中、本戦で特別賞を受賞した。加藤さんは「あの時は震災の影響もあり、東北中の人が注目してくれた」と振り返り、「今年は2人という最少人数で、東北のチームが優勝するという目標を実現させたい」と意気込む。
今後、全国各所で行われる予選で国内37チーム、海外3チームの計40チームが選出され、8月27日にパシフィコ横浜国立大ホール(神奈川県)で行われる本戦へと進む。