自家菜園の野菜を使った洋食とデザートの店「cafeごはん カシェルポポ」(山形市五十鈴3)がオープンして約3カ月がたった。
店名「カシェルポポ」の「カシェル」は、山形弁で「食べさせる」を意味する「かしぇる」から来ていて、かわいらしい家庭的な温かな感じを出すために「ポポ」を付けたという。シェフの猪倉さんは、東京の店でフランス料理を4年、ケーキを4年、イタリア料理を2年担当。勤務先が店を閉めることになり、地元・山形へ。山形に戻ってからは、母の経営する飲食店の厨房(ちゅうぼう)でメニューを考案しながら、店舗探しをし、6月に店を開いた。
現在同店で使っている野菜の9割は猪倉さんの父が作っているもの。メニューの画やホールを担当しているのは姉と、家族で店を切り盛りするアットホームな雰囲気も売り。
自家製野菜で考案したメニューを中心に、日替わりのランチ(900円~)、日替わりディナー(1,200円~)、ディナーメニューには、ハンバーグデミグラスソースをメーンにした「お子様ごはん」(580円)もある。カフェメニューは、ベイクドチーズの皿盛りデザート(580円)やフレンチトースト(530円)などを用意。ピザやパスタ、ドリンクメニューも豊富にそろえる。
店舗では、不定期で父の作った野菜の直売も。猪倉さんは「今後はケーキにも力を入れ、いずれは宴会場も増設していきたい。常に進化していきたい」と話す。
営業時間は、ランチ=11時30~14時30、カフェ=14時30~17時、ディナー=17時30~23時。月曜定休。